最近というよりはちょっと前になるが、伊集院 静 著書の「機関車先生」を読んだ。
この本を読み始めて2ページ目にて私は舞台となる瀬戸内の小島、葉名島に飛んでいってしまった。
「日向ッ原はまるで花たちが一夜のうちに開花したかのように菜の花とれんげが一面に咲いていた。春風の織ったじゅうたんがヨウの目に鮮やかに映った」 (機関車先生)
イメージが湧く。丁度、この本このページを開いているとき、私のすわっている場所には午前中の暖かな春の光が柔らかにこぼれとても心地よい暖かさだった。きっとこの葉名島もとても暖かくてこんな感じなのだろうなと思った。
そしてこの葉名島の小学校に新しい先生が赴任してくることになった。
新しい先生は子供たちに「機関車先生」とあだ名をつけられた。
でも機関車先生は、子供の頃の病気が原因で口がきけない。
島の人たちの中には非難する人もいたが、次第に心打ち解けていく。
ストーリーはさておき、この本を読み終えたとき私は自分の子供の頃を思い出していた。
この本に登場する「ヨウ」という女の子がいるのだが、結構、天然で奇抜な夢をみたりして、それが予知夢だと彼女は信じているが、みんなに馬鹿にされたりして。私もこの「ヨウ」に似たところがあったかもしれない。
単純なことで友達と喧嘩をしたり、でも直ぐに仲直りして一緒に遊んでたり、先生をイヤだなと思っていたかと思えば、悩み事を相談していたり。とても楽しかった頃の記憶がどんどん甦ってきていた。
クラスメートもこの本に出てくる子たちととても似ている。
みんな素直な子供。私はいつから大人になったのだろうか・・と考えてしまった。
最後に、この本を読み、口がきけないという事がとてもかわいそうな事、とは私は思わなかった。
確かに伝えたい事が伝わらなかったりして誤解を招いてしまうときもあるかもしれない。
でも、先生は心で子供たちや島の人たちにたくさん語りかけ、言葉で発するよりももっと上手に伝えることが出来たのではないかと思う。
こんな先生がたくさん学校にいるといいのに。
◎今年、実写版で上映されます。ここに行ってみてください!!
きっとこの本が映画化されて、子供たちが見たら思い出の映画になるんじゃないかな。
私は小学校で見た映画は全て思い出に残っている。とても印象深いもので、多分、口を半開きにして見入ってたと思う。こういう良い映画を子供のうちにどんどん観て頂きたい。。。
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