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2004.06.21

クロの恋人

neko24.jpg
「クロ」は私が小学生の頃に飼っていた猫。
全身真っ黒でちょっとぽっちゃり系の男の子。
いつもまん丸な目をキョロキョロさせて愛嬌のある猫でした。

クロは散歩が大好きでお天気の良い日はいつもフラフラと遊びに行ってしまいます。
ときたま、帰りが遅くなったり外泊したりする時があり、そんなときはとても心配でした。

そして、ついには遊びに行ったきり帰ってこなくなりました。

「猫が死ぬ時は、飼い主の知らない遠いところでひっそりと死ぬんだよ」
という話を親から聞かされていた私は子供ながら心配で仕方がなかったことを思い出します。

そんな「クロ」がふと、きまぐれに帰ってきました。

すると、クロの後ろからもう一匹の猫が。

その猫はクロと正反対で全身真っ白のほっそりとした女の子でした。

「ははーん。なるほどそうか。外泊していたのは彼女のところに行っていたからなんだな」

それにしても真っ黒な猫と真っ白な猫。
なんだかとても不思議な光景。

その後、この真っ白な猫は「シロ」と名付け飼うことになりました。
2匹の猫はとても仲が良く、いつも一緒でした。

neko.ko.jpg
そして2匹の猫たちの間に子供が生まれました。
真っ白な猫、それから黒と白の模様の入った猫。
4匹はいつも一緒の仲良し家族。

でもそんなある日、突然「クロ」がいなくなりました。
そして2度と「クロ」の姿を見ることはありませんでした。
きっとこの時が、「クロ」が死に場所を探して旅立った日だったのでしょう。

残された「シロ」と「子供」たち。
それから間もなく「シロ」も「クロ」の後を追うようにいなくなってしまいました。

残された子供たちは親がいないながらも、すくすくと育ってくれましたが、月日が経つと、やがてこの子たちも旅立って行きました。

その頃には、私もいつの間にか成長していました。
そして動物達の面倒もみなくなっていました。

だから、この子達がいつ、いなくなってしまったのか思い出せないのです。

今更ながら寂しく思う今日この頃でした。

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コメント

「ネコが死ぬ時は、飼い主の知らないところでひっそりと死ぬ」というのは、聞いたことがあるけど、本当なんだね。
なんだか切ないね。。

子供達の面倒もみなくなってしまって、いなくなってことに気が付かなかったことに寂しく思うのは、心が成長した証拠♪

動物に対しても、そうでありたいように、
人に対しても、心のある誠実に接したいな(^◇^)

心を洗濯したような気分にさせてもらえた話でした。
ありがとう♪

黒と白の猫ちゃんの物語ですね!
猫が死ぬときはほんとに、どこかに行きますね!
不思議です。
飼い主に見せたくないのでしょうね、きっと!
白と黒の猫ちゃんの子供が白黒なんて、なんか、
学校の教科書のようですね、間違いなく、白と黒の
子供でしょう。

イラストもとてもお上手ですね!!

コメントいつも頂いてありがとうございます。

ここんとこ、忙しいのと暑いのとでバテておりました。
ココログもなかなか更新が捗らないようです。

でもこんな時こそガンバですよね!!

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